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復興支援住宅 & 三世代の集う家 

昨年11月、震災復興住宅のコンペの話題をお知らせしましたね。
まだ記憶にある方が多いと思います・・・・だって、あれから1回しかブログ更新してない(しかも年始の挨拶だけ!! \(_ _) )・・・ということは、このブログの二つ前・・・・ <(_ _)>


コンペ後、木の家推進協議会に呼ばれて実施設計を頼まれ、年始から本業の仕事の合間に取り組んできたところでしたが、このほどようやく完成。(なんせ、売れたらいくら、、、っていう成功報酬設計費用なんで、、、合間仕事にさせて頂かないと、、、、)

復興住宅

小さなすまいとはいえ、実施設計1軒分。
超ローコストとはいえ、私どもで設計する以上、次世代省エネ基準は最低限。
仮設住宅じゃないんだから、これぐらいの仕様はほしい、、、、

なんて考えているとなかなか進まなかったのですが、なんとかまとめました。
これを木の家推進協議会に送って見積を出して頂くのですが、、800万、、、、オーバーしてるだろうなあ!!(まあ、なんとかなるさ (^_^)  )



なんて、一息ついたところで、今度は同じ木の家推進協議会主催の毎年恒例設計コンペ。
「美作スケルトン」と称した、美作桧によるスケルトン・インフィルのすまいの提案を、ネットワーク会員の設計事務所と工務店がペアになって設計・試算し一般の方にコンペで選んで頂くというもの。

昨年ネットワークに参加した私は初めての参加なのですが、この締め切りが1月末!

復興住宅の実施設計に疲れた頭にむち打って、ササッと仕上げちゃいました!!

今年のテーマは「三世代が集う家」
二世帯住宅の提案を目標金額 2,400万 !(ここはいつも予算有りのコンペ、、しかも少ない、、、)



予算2,400万なら、60万/坪で、40坪、、、、二世帯住宅には狭いが、、、、
プランを考えるのに時間が係りますが、なんとか家の床面積37.6坪、土間や吹抜を合わせて44.7坪のプランでフィニッシュ。

あとは立面とパース。
立面に色を付けるのが面倒だったので、今回はパースで立面も兼用。


三世代が集う家-1

三世代が集う家-2


パースも最近は結構ササッとできるようになりましたね。
インナーパースの木の表現もこの通り!!

パース

本当はソファや備品、照明器具なんかを入れると感じが出るのですが、さすがにそこまではきつい、、、
この程度でご容赦ねがいます。


このコンペの日にちも決まっている様なのでお知らせしておきますね。

2月25日(土)26日(日):イオンモール倉敷
3月 3日(土) 4日(日):イオンモール津山



ご来場、ご投票お待ちしています!!  m(_ _)m




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[ 2012/01/27 09:08 ] イベント・ご案内 | TB(0) | CM(0)

復興支援住宅 

木の国美作推進協議会主催による、東日本大震災の被災者向け復興支援住宅設計審査会で優秀賞を頂きました!

山陽新聞


夏頃に、「800万で支援住宅を造る」からコンペに参加して!って聞いた時は・・・800万じゃ無理だろ!!
って思いましたが、「どんなに小さくてもいいから!!」って云うもんで、できるだけコンパクトにまとめた案を出させて頂きました。

11月末に審査があるとは聞いてましたが、連絡もなく、、、
山陽新聞の記事で優秀賞を知らされた次第。

全県版に記事が載るって気持ちいいですね!! \(^_^)/



こちらは津山の夕刊紙 津山朝日新聞の記事 (^_^)

津山朝日新聞




こちらがコンペに提出した案
基本 夫婦二人に限定し部屋数を押さえた上で収納を充実させる様に割り切っています。
次世代基準の断熱性、屋外の土間スペース、南の深い軒、上下の通風・・・最低限譲れない、いつもの設計趣旨はそのままです。

支援住宅01


支援住宅02


800万で納まるかどうかは自信ありませんが、事務局の方で工務店に見積を依頼して頂いたとかで、「なんとか、、、」って返事をもらえたそうなので一安心 (´o`)




被災者にとって暮らしの再建は一番に考えたいもの。
本当は、色々な支援策が用意され、家族4人程度が充実して暮せるすまいが確保できる様なしくみがほしいと思います。


PS.新聞に載ったおかげで色々な方からお祝いのメッセージを頂きました!
  ありがとうございました m(_ _)m







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[ 2011/12/01 08:38 ] 地震について | TB(0) | CM(0)

N-HOUSE 見学会 

まだまだ梅雨のまっただ中ですが、N-HOUSEの完成見学会のご案内です。


日時:平成23年7月16日(土)・17日(日) 午前10:00~午後4:00
場所:岡山県真庭市月田


見学会案内

印刷用のPDFはこちらをどうぞ。

今回、足場を外してからも雨が降り続き、パンフレット用のいい写真が撮れなかったので、フォトショップのレタッチで色鉛筆のスケッチ風のパンフに仕上げてみました。
(欧風の住宅なのでそれなりに似合ってません?)




月田小学校から見れば、小高い丘の上に見上げることができるので
<丘の上のプロバンス>
ってネーミングしてみましたが、、、、、(ちょっと安易だったかな、、、(・・,)? )

遠景




お待ちしてまーす!!! \(^_^)/
雨、降らなきゃいいのになあ・・・・



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[ 2011/07/07 08:45 ] イベント・ご案内 | TB(0) | CM(0)

高断熱・高気密 西方先生講演会  

岡山県建築士会の女性部会のみなさんが企画した、西方里美先生の講演会に行ってきました。

西方先生

西方先生は、東北 秋田県で西方設計という設計事務所を主催し、北海道の新住協と共に地域に根ざした高断熱・高気密住宅づくりに取り組んでおられます。
一昔前になりますが、「外断熱が危ない!」という本を出され、ちょうどその頃外断熱に取り組んでいた私としては、一応目を通さざるを得ず、読ませてもらいました。

「危ない!」なんて書かれると焦ってしまいますが、まあ、単純に「外断熱の方がいい!」っていう当時の本州の風潮に警鐘を鳴らしたかったようで、単純に外断熱が悪い訳じゃなく、使うなら外壁の垂れ下がりや経年変化に気をつけなさいよ!  って云いたかった様ですね。

寒冷地ではコストを押さえながら断熱化を図るにはグラスウールが基本。
新住協の鎌田教授もグラスウール派ですね。


こちらはその鎌田教授が考えられた、合板による気密工法のスライド。
もちろん西方先生も新住協に参加し、この工法の推進者です。
合板気密工法

ちょうどこの講演の数日後、親しくさせて頂いている同じ県北の建築家から、K邸改修工事で使った断熱材「アイセルン」について問合せの電話を頂き、断熱についての話になりましたが、、、、
「外側に合板を張ると結露するに決まっている!」  とのお言葉。
「いや、そんなことはなくて、内部に防湿シートを張れば、合板との透湿抵抗の違いで、、、、、、、」


まだまだ岡山では正しい高断熱・高気密は理解されない様です・・・・(頑張ろう!!)



こちらは最近流行のアルミの遮熱シートについてのお話。
遮熱シート

このお話によれば、遮熱シートが効果があるのは、断熱材が無いか、極めて薄い場合のみとか。
この図では、効果があるのは、高性能グラスウール16Kで38mm(GW10Kで50mm)以下の断熱抵抗値程度までとなっていますね。

岡山では、外壁に10Kのグラスウールを50mm入れるだけという設計者もまだまだいます。
そういう人たちにとってはこれで十分なのかもしれませんね。


西方先生は寒冷地での暖房方法についてもあれこれ工夫しておられるようで、床下にヒータの熱を送り込む簡易床暖房などの事例もご紹介頂きましたが、、、

最後に質疑で
「ローコストな暖房方法ななんでしょうか?」
って聞いたところ
「今はやっぱりエアコンですね!」

って、即座に答えが帰ってきました。

やっぱりなあ、、、、、、
風であっためる暖房が好きになれなくて、蓄熱式の暖房機をよく使っているのですが、もう一押しのパワーが不足気味、、、、台数を増やせばその分イニシャルもランニングもコストアップ、、、、

エアコンほどシステム効率が上がっているものはないって聞いたし、最近のは自動でフィルター掃除もするらしい!

やっぱ、ローコストではエアコンしか無いか!


西方先生の著書はこちら(楽天)
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「外断熱」が危ない! * 住宅が危ない!シリーズ


最高の断熱・エコ住宅をつくる方法 「外断熱が危ない」著者の家づくりノウハウ




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[ 2011/02/02 16:37 ] 高断熱・高気密 | TB(0) | CM(0)

新住協講習会 

先日、こんな講習を聞きに大阪まで出かけてきました。


講習会

このブログでも登場したことのある「新住協(NPO新木造住宅技術研究協議会)」主催の、高断熱・高気密の手法と改修工事による高断熱化、そして熱損失係数などを手軽に計算できる QPEX というソフトの説明会です。


新築の場合の高断熱・高気密工事の仕様については、普段からこの新住協の手法を参考にさせて頂いていますが、今回の、改修工事への応用については、まだまだ自信が無かったので今回の講習は大いに参考になりました。


簡単に説明すると、改修のポイントは、気流止め!!

写真が切れていて見にくいですが、通常の既存住宅のグラスウールの入れ方は写真左の図面。
50mm程度のグラスウールが外壁側に押し込まれていて、グラスウールと内側仕上材の隙間を、床下から天井まで空気が流れる構造です。

グラスウールは静止した空気の中でしか性能を発揮できず、これだとグラスウールの性能なんて何の価値もない状態。
さらに壁の中の空気の流れに、部屋の水蒸気が吸い込まれ、壁の中や屋根面での結露を助長してしまいます。
断熱改修
改修のポイントは、壁の上部と下部に通気止めを設置すること。
通気止めによって壁内の上昇気流を止め、50mmの断熱材でもその性能を100%発揮させてやれば、結構暖かくなるとのこと。

さらにこの通気止めを圧縮したグラスウールを使って、写真右の図の様に入れてやれば、壁の上下は十分な断熱性のを得ることになり、全体としてみれば、50mmしか断熱材の入っていないのは壁の中央のわずかな部分だけになる、、、、、結構うまいやり方だなと感心!


この壁の上下に入れる通気止めの断熱材、最初は現場で一つずつ袋に詰めていた様ですが、最近はメーカーを巻き込み、工場生産(工場でも手作業の為、結構高いとか、、、)してもらう様になっている様。
これなら使えそう。
GW1 GW2
かなり圧縮して梱包されていますが、もっと薄くないと入らない場合は掃除機を使って2cmぐらいまで圧縮できます。


ポイントになる断熱材の入れ方、気密の取り方
結構有意義な講習会でした。

ただ、大阪は遠いなあ、、、、、中国地方でもやってくれればいいのに、、、
まあ、今回は新住協会員向けの講習がメインということで、会員のいない地方では無理、、、、
(そろそろ会員になろうかな、、、)



岐阜の方の会員の工務店から送られた写真ってのも紹介されてました、、が
この完璧なグラスウールの入れ方!!   (・_・、)
GW入れ方
(ここまでやんなくていいよ・・・って鎌田先生は云っておられました!  (´o`)ホッ )


後日、今湯原で行っている住宅の断熱改修工事のお話を予定しています。
ご期待を!!



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[ 2010/09/11 15:41 ] 高断熱・高気密 | TB(0) | CM(0)
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ofctani

Author:ofctani
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