N-HOUSEでは断熱工事がほぼ終了し、そろそろ内部のボード貼りに取りかかろうかというところ。

このへんの温暖地域では、グラスウールというと袋入りのものがよく使われるのですが、今回は袋に入っていない裸のグラスウールが採用になりました。

袋入りのグラスウールは、室内側が防湿シート、外側が透湿シートと内外で違った機能を持っています。
で、本当はこんなふうに施工するのが正しいのですが・・・・(^_^)

放っておくと、ほとんどの大工さんがこう施工します (×_×;)

正しい上の施工だと、間柱で内側の防湿シートが連続し、なおかつジョイント部を内装のボードで押さえることができるので十分な防湿層が出来上がります。
下のやり方では、防湿シートを内装のボードで押さえることができず、また、柱や間柱が乾燥収縮すると防湿シートとの間に隙間が出来てしまいます。
とはいえ、筋交いがあったり、コンセント部の対処など、袋詰めのグラスウールは正直、施工が難しい・・・・
で、私はいつもグラスウールの施工の善し悪しに左右されない様、袋入りのグラスウールを使う場合でも内側に防湿シートを1枚貼る様に指示しています。
袋入りのグラスウールの防湿層など当てにせず、きっちりと内側に防湿層を形成できる様にね \(^_^)/
今回も工務店としては袋入りのグラスウールを使う予定だったらしいのですが、、、、、
2月の初めぐらいかな?
「グラスールが無いので早く決めてほしい!」・・・って!
エコポイントの影響からか、昨年末よりグラスウールが品薄になり、予定していた袋入り100mmのグラスウールはもう間に合わないとのこと。
「防湿シートがあるんだから、裸のやつでもいいよ!」
ということで、今回は裸のグラスウールが採用となった次第。
さらに、今回、もうこれしか間に合わない! っていうのは、高性能グラスールの中でもちょっといいやつで、繊維が細く、チクチク感のない「
アクリア」っていう製品。
通常、裸のグラスウールを施工する人、体中がチクチクして大変だけど、これなら気持ちよく施工して頂けたと思います。
これが施工後。
袋入りのグラスウールよりも断然きれいに充填されていますね \(^_^)/

右側の写真、棟の部分で透明なシートになっているのが
棟上げの時にご説明した
先張りシートです。
この段階で棟木の上にまでシート貼れませんよね。
だから「先張り」しておく必要があります。
今回、裸のグラスウールを初めて使いましたが、施工品質はこっちの方が断然いいですね!!
今度からはこれ指定でいこう!!
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