先日ご紹介した、
新住協の講演での改修はグラスウールを使った改修工事ですが、こちらK邸の母屋の断熱改修工事ではグラスウールとは違った断熱工法を試みています。
新住協のお膝元、北海道や東北なら断熱・気密に熱心な地場の工務店も多く、ポイントさえつかめば十分すぎるほどの断熱・気密の処理が期待できるでしょう。
でもこの辺では、高断熱・高気密は新築でさえ簡単には施工してもらえません。
ましてや改修工事では、解体してみて初めて現れてくる箇所もたくさんありますし、どの部分にどういった処理が必要になってくるか、その都度判断する必要も出てきます。
私自身、通気止め用の圧縮グラスウールの実物は
先日の講習会で初めて目にした始末、、、、
(話には聞いてたけど、製品化されるまではこの辺じゃあ無理だろうと思っていました、、、これからは使えそう!)
今回のK邸 母屋の改修工事にあたって考えたのが、アイセルンというウレタンの吹付け断熱材を使って、断熱と気密を一気に処理する方法。

図面が小さく分かりづらいですが、天井と床の赤い線の部分に断熱材を吹き付け、天井と床の断熱・気密、そして床下から壁、壁から天井裏への気流止めも一気に片を付けてやろうという方法。
このアイセルンの吹付けは
(株)アイワンズという専門業者の責任施工。
慣れない改修工事で、大工さんの中途半端なグラスウールよりも、こちらの方が確かかと思って今回採用してみました。
こちらが解体の様子・・・・
余野の家改修工事に比べれば些細な解体工事、、、

北側になりますが、大きな開口をとりたく、柱を撤去した部分には梁の補強を入れてあります。

いよいよアイセルンの吹付け開始 専用の車に材料とホースをセット。

今回、結構床下の空間があったため、床の断熱材は床下から施工することができました。
(まあ大変ではありますが、、、、、)

こちらが天井裏

こちらはリビングの天井

確かに吹き付けた部分での気密はきっちり確保できそうですね!
ただ、やはり難しい改修工事、吹付けだけでは対処できない部分も多々出て来ています。
その辺はこの後グラスウール等を使って仕舞を付けて行きたいと思っています。
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