Y-HOUSEの設計でCASBEE(戸建)による評価が最高のSランクになった理由。
理由の説明の前に最近竣工した二つの住宅のCASBEE(戸建)での評価のご紹介.
<CASBEE:Ak-HOUSE>
BEE=2.4で
Aランク(大変良い)<CASBEE:M-HOUSE>
BEE=2.2で
Aランク(大変良い)Aランクでも結構いい評価なのですが、Sランクが出た後ではやっぱ物足りないですよね。
どれも私の設計の信条 健康・安心・環境 に配慮した自信のすまい。差をつけられるのは面白くない。
何が違うのか、どこで評価に差がついたのか?前回ご紹介しましたが、CASBEEでは
Q (Quality)→建築物の環境品質・性能
Q1:室内環境(を快適・健康・安心にする)
Q2:サービス性能(長く使い続ける)
Q3:室外環境(まちなみ・生態系を豊かにする)
L (Loadings)→建築物の外部環境負荷 (LR:環境負荷低減性としてスコアを出します)
LR1:エネルギー(と水を大切に使う)
LR2:資源・マテリアル(を大切に使いゴミを減らす)
LR3:敷地外環境(地球・地域・周辺環境に配慮する)
により評価されます。
3つの建物の評価結果をみると
Q1 :室内環境(を快適・健康・安心にする)・・・・・・4.0~4.1
Q2 :サービス性能(長く使い続ける)・・・・・・・・・3.4~3.6
LR2:敷地外環境(地球・地域・周辺環境に配慮する)・・3.8~3.9
はほとんど差がなく
Q3 :室外環境(まちなみ・生態系を豊かにする)・・・・
3.3→4.5 LR1:エネルギー(と水を大切に使う)・・・・・・・・・
3.7→4.2 LR3:敷地外環境(地球・地域・周辺環境に配慮する)・・
3.6→4.5の部分で
Y-HOUSEの評価が高いのが分かります。
何が違うのかというと、
M-HOUSEと
Ak-HOUSEは何も無い更地に新築したのですが、
Y-HOUSEは既存の家屋からの建て替えであり、
元から広い庭にたくさんの樹木が植わっていました。
この
既存の樹木の保存(手入れをする予算がないだけ?)が、
まちなみ・生態系を豊かにする(Q3)と評価され、
同じ樹木・庭が地球・地域・周辺環境に配慮している(LR3)と評価されて高得点を得ていた訳です。
加えて、既存家屋に
太陽光発電装置が取付けられており、これをそのまま新しい住宅に移設すると・・・
エネルギーを大切に使うLR1の項目も高得点をゲット!
なあんだ! Sランクは既存の樹木と太陽光発電装置のおかげか!・・・・
この結果は、、、面白くないですね!別にCASBEEを鵜呑みにする訳じゃないけど、
なにか基準があって、自分の自信の設計が最高じゃないって言われているみたいで、、
くやしいので次回、
通常の私の設計でCASBEE Sランクをゲットするには!
でいってみたいと思います。
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