今回のテーマは、
M-HOUSEや
Ak-HOUSEなど、私の設計の
通常の仕様でCASBEEでSランクを受けるには!
といっても、今の仕様よりも高価な設備に交換するとか、太陽光発電を設置すれば高得点が得られますよ・・・っていうのは当然無し!
今更交換はできないし、高価な設備に頼るのは一般の方にとっては無縁な話。
ポイントは予算の都合で
設計には入れられなかった将来工事の部分!CASBEE計算ツールを使って色々な部分をチェックし、どうすればSランクをゲットできるか試してみました。
Q1:室内環境を快適・健康・安心にする
この項目は次世代基準をクリアする仕様であり、触る部分はありません。
Q2:長く使い続ける バリアフリー対応で、
トイレに手摺を設置することでポイントUP!
(必要になってからつければいいのですが、、、)
Q3:まちなみ・生態系を豊かにする 土で残っている部分に
芝生を植え、庭木を植える。 そのとき、野鳥のエサになる
実のなる木を植える。 以上で2項目ポイントUP!
LR1:エネルギーと水を大切に使う この項目は平均的に高い得点を得ているのですが、、
省エネ基準達成率80%の電気冷蔵庫を使って頂ければポイントがかなりUPします。
LR2:資源を大切に使いゴミを減らす
ここの項目はどちらかというと施工段階でのリサイクルの取組みの話。
今から変更できません。
LR3:地球・地域・周辺環境に配慮する Q3で植栽をしましたが、その
植栽でここのポイントもUPします。
また、
低木に郷土種(あるいは自生種、地域系統種)といった
地域性の高い種類のものを植えるとさらにポイントUP!
もう一つ、庭の隅に
コンポストを置いて生ゴミの排出量を減らせば完璧です。
M-HOUSEで以上の項目を採用した結果がこちら<CASBEE:M-HOUSE将来>
BEE=3.0で
Sランク(素晴らしい)となりました。
もちろん、各設備機器や仕上にCASBEEのポイントの高いものを選べば植栽に頼らなくてもSランクを獲得できるでしょう。
最初から植栽計画を行ってもかまいません。
ただ、住宅は建物が竣工した時点で完成するのではなく、すまい手が生活し日々の暮らしの中で家族のすまいを作り上げていくものだと思っています。
まちなみ・生態系・エネルギー・地球・地域・周辺環境・・・
こういったものへの取組みは、単に設計や施工段階での計画や取組みだけでは不十分。
暮らしの中、日々の生活の中でじっくりと取り組んでいかなければならないものだと実感させられたCASBEE検証でした。
↓↓↓↓↓記事に合ったお知らせ 出てるかな?・・・↓↓↓↓↓